先週は何かと忙しくて
本を読む時間がなかった
昨日やっと読了
ミステリーのつもりで読み始め
冒頭から人妻が不倫か
の展開に少しウンザリしかけたが
の展開に少しウンザリしかけたが
実はそんなものではなかった
子供の脳死、臓器提供という
とても重たいテーマを
親や家族、親族、医師や周りの人たち
の心情を絡めながら描いた1冊
それぞれの立場に自分を置いてみると
それぞれの思いが理解できる
薫子が臓器移植の募金運動に参加し
その子の死に涙しながらも
愛娘の生に執着する矛盾は
母親のどうにもならない感情であろう
考え方は違っても皆がとても誠実である
(義弟には少々ムカつくがこんな人もいるだろう)