先週は何かと忙しくて
本を読む時間がなかった


昨日やっと読了


_395


ミステリーのつもりで読み始め
冒頭から人妻が不倫か
の展開に
少しウンザリしかけたが
実はそんなものではなかった


子供の脳死、臓器提供という
とても重たいテーマを
親や家族、親族、医師や周りの人たち
の心情を絡めながら描いた1冊


それぞれの立場に自分を置いてみると
それぞれの思いが理解できる


薫子が臓器移植の募金運動に参加し
その子の死に涙しながらも
愛娘の生に執着する矛盾は
母親のどうにもならない感情であろう


考え方は違っても皆がとても誠実である
(義弟には少々ムカつくがこんな人もいるだろう)


ラストはそれぞれが納得して瑞穂を送りだす


今まで考えたこともなかったが
もし自分が当事者ならどんな選択をするだろうか



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